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北と南、スポーツから始まるまちづくり 前編:北海道「Fビレッジ」

日本の北と南それぞれで、「スポーツ」を軸にしたまちづくりが進んでいることはご存知でしょうか。

前編では北海道北広島市の「Fビレッジ」を取り上げます。約11万1000坪の広大な敷地を活かした、球場を核とした衣食住の揃うまちづくりの最前線をお伝えします。

でっかい北のまちづくり…「Fビレッジ」

Fビレッジ開発の初報は2017年。当時のファイターズとスポンサーの日本ハムが「北海道のシンボルとなる空間」「アジアナンバーワンのボールパーク」構想を発表しました。

背景には札幌ドームとの軋轢があります。このあたりは話が全くそれてしまい、しかもこの内容だけで記事が1~2本くらいの情報量となるので割愛します。

Fビレッジはただの野球場建設とは全く異なる、立派なまちづくりプロジェクトになっています。

球場だけじゃない1日遊べる施設たち

現在公表されている「Fビレッジ」の施設は下記のとおりです。
・球場
・商業施設
・アスレチック
・室内遊戯場
・自然園
・公園
・グランピング場
・プライベートヴィラ
・ホテル
・農園
・保育施設
・ベーカリー

これらが約11万1000坪の敷地に揃い、自然あふれる環境でスポーツを楽しみながら、公園や商業施設での豊かな休日を楽しめる道民のオアシスになりそうな様相です。

球場内にホテル・サウナ!?

核はもちろん球場です。球場名は「エスコンフィールド」。「ビッグボス」新庄剛志監督でおなじみの「日本ハムファイターズ」本拠地となります。

球場内は従来の観戦スペースに加えて、飲食店、ミュージアム、サウナ、ホテルが併設となり、しかもミュージアムを除きすべて試合観戦しながら楽しめます。ご飯片手に試合観戦はまだわかりますが、サウナに入りながら、ベッドに寝転びながら生試合の観戦サービスを提供する試みは日本初なのではないでしょうか。「ペット同伴可能」の座席も独特です。

またアドベンチャーパークと呼ばれるアスレチック施設もあり、北海道の自然の中でスリルある遊びが出来ます。さらにボーネルンドと組んだ室内の公園も完備。これらは数千円取られますが、無料の公園も近くに設けられ、経済力問わずに楽しめるのは幸い。子供にはたまりません。

宿泊は3つの施設から選べる

さらにグランピング施設も用意。6名まで泊まれるコテージにはシャワーやベッドが備え付けられ、焚き火を楽しみながらバーベキューして酒を飲むなど思い思いに過ごせます。

冬は寒そう…そんなあなたも大丈夫。一棟貸切りのプライベートヴィラも用意します。ワンちゃんOK、サウナ・ジャグジー完備、専用庭付きと、贅を凝らした建物です。値段が高そうですが、おそらく値段を気にする人が使う施設ではないので大丈夫でしょう。

グランピング、ホテル、ヴィラと、趣向の異なる複数の宿泊施設が球場エリアにあるのは珍しいといえます。

農園もできます。北海道らしいかもしれませんが球場にあるのは異常です。北海道大学と連携し、2階建ての農業学習施設を整備。農業体験に加えて最新の農業テクノロジーを体験できる場所になります。

さらに、保育施設も。保育施設は「キッズラボボールパークこども園」という呼び名で、先述の農業学習施設との連携や球団と連携した保育環境を用意するとしています。

ぜったい一日園長でビッグボス呼ぶじゃん

エスコンフィールドは小学生以下は入場無料とする方針を掲げており、野球に親しめる環境で子育てできることは間違いなさそうです。

家も建ちます

保育園ができれば家も建ちます。「レ・ジェイド北海道ボールパーク」がまもなく完成予定です。球場まで80メートル、10年間球場入り放題です。

118戸の1DLK~3LDKという無難な板マンと思いきや、2棟に分かれた作りから角部屋も多く、ラウンジや図書室、ゲストルームやコワーキングスペースなど、東京の大規模開発マンションか、タワマンにも劣らない設備です。

3LDK86平米5000万円から、最上階は1.5億円でプライベートテラス付きと、東京通勤圏レベルの価格帯ながら、すでに完売しています。札幌や空港に近いこともあり、約半分がセカンドハウス利用とのこと。

高齢者向け住宅も

またメディカルモールを併設したシニア向けマンションの開発も進めています。290室の居室で、階下には内科・整形外科・薬局などの「メディカルモール」も設置します。

交通インフラも整備進む

アクセスは北広島駅から徒歩またはバス・タクシーという選択肢です。北広島には札幌から17~25分程度でたどり着きますが、そこから球場までは約1.7キロ離れており、徒歩23分かかります。

そこで、周辺のモビリティは中国のBYDグループと提携し、EVバスを導入する予定です。中国企業かよと思われるかもしれませんがバスなどの大型モビリティにEVを作る日本企業はまだ無く、近年実績を積み上げているのは中華資本の企業です。

今後、北広島駅付近でのホテル・商業施設の開発も進むほか、近隣に駅ができる可能性もあり、さらに充実していくと見られています。まさにスポーツを軸としたまちづくりが、北の大地で佳境を迎えます。

比較として「東京ドーム」も近隣が整備されていますが、それでも遊園地と商業施設、ホテル、イベントスペースとスーパー銭湯、日本庭園という構成です。北海道のFビレッジはそれに比肩する、あるいは上回る場所になるんじゃないでしょうか。

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↓後編に続く

参考
「レ・ジェイド北海道ボールパーク」の価格や特徴を分析! 日ハム新球場と一体開発の超レア物件! 
https://diamond-fudosan.jp/articles/-/1111495

Fビレッジ
https://www.hkdballpark.com/

北海道日本ハム新球場周辺を一体開発 「ボールパーク」内のサ高住 日本エスコン/光ハイツ・ヴェラス
https://www.koureisha-jutaku.com/newspaper/synthesis/20220615_04_2/

【札幌ドームの闇】なぜ日本ハムは札幌ドームを捨てて、新球場『エスコンフィールド北海道』へ移転するのか?【ゆっくり解説】
https://www.youtube.com/embed/uZLouqiAhcg

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  1. […] ただし、期待できる要素もあります。隣の北広島市では、野球を軸にしたまちづくりが進んでいます。オリンピックがあってもなくても、札幌近郊はスポーツの街としてにぎやかになっ […]

  2. […] 北と南、スポーツから始まるまちづくり 前編:北海道「Fビレッジ」 日本の北と南それぞれで、「スポーツ」を軸にしたまちづくりが進んでいることはご存知でしょうか。 前編では北 […]

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